不安を和らげるヒントはある。
そのためにまずは不安のメカニズムを知ることが大事。
人生における不安には結局のところ次の2種類しかない。
| 1 | 先が見えない不安 |
| 2 | 選択肢がない不安 |
1.先が見えない不安
お化け屋敷が怖いのは、先に何が待ち構えているかわからないから。
らっきいが中学生のころにドラゴンクエストで初めて洞窟に入った時のこと、たいまつがなければ周りは真っ暗闇だ。そんな時に出会ったゴーストは本当に怖かった。やつめ、HPがたった7しかないくせに!

でも、同じ洞窟も何度かチャレンジして先に何があるのかわかってくると急に平気になってくる。
これって実は、人類共通の本能らしい。
現生人類ホモサピエンスが誕生して約20万年。
そのほとんどの期間は飢えや争いがいつ起こるかしれない不安の中で過ごしてきた。
この先、雨が降らなければ食物が育たないことを知ってるし、行く先で猛獣が突然襲ってくれば、自分の足では逃げ切れないことも知っている。
不安を感じると鼓動が速くなるのは、むしろ先が見えていないことに警鐘を鳴らすアラート機能が発達してきたんだろう。
だからヒトは今でも、先が見えないことに自然と不安を感じてしまうし、見えない先のことをもっともっと知らないといけない衝動に駆られてしまう。

いっそ、先のことは考えないってのはどうかな?
それは名案・・・
って言いたいところだけど、そうなるとヒトではなくて動物と一緒になっちゃうかな。
チンパンジーには失礼かもしれないけれど、多分彼らは老後の心配をしてバナナを積み立てたりはしないだろう。
先のことを考える能力ができたからこそ、ヒトはヒトとして文化を築いてこれた。
その代償が、将来への不安だとすれば何とかうまく付き合う方法を考えないといけないね。
2.選択肢がない不安
もう一つの不安が「選択肢がない不安」だ。
どんなに苦しいことでも、そこから逃れる選択肢があることを知れば人は安心できる。
航海の途中で食料が尽きてしまいそうな状況を想像してみてほしい。
それでも船を漕ぎ続けなければならない。
そんな時、苦しい状況は同じでも、もし、どうしても辛いならいつでも船を降りることが許されていたらどうだろう。
不安は小さくなり、むしろ力が湧いてくるんじゃないだろうか。
人生航路を進めていくうちには苦しいと思う局面にも必ず出くわすはず。一番怖いことは、その時に取れる方策がなくって、苦しい状況からいつまでも逃れられないこと。
でもそんな時にも、いくつかの選択肢から自分の手で進む道を決めることができるなら、一時的な苦しみには耐えられる。
先のことを考えられるヒトの能力を活かして、いざ困ったときの選択肢を広げておくことが大切ということだね。
人生の先を見通し、選択肢を広げる、まさに人生の航海術「ファイナンシャル・プランニング」の出番だ。


