明けましておめでとう。
毎年なにげなく使っているそんな挨拶が今年に限ってはうまく口から出てこない。
中学校時代からの友人が年を越せずにこの世を去った。
知らされたのは三が日が終わるころ、あけおめLINEに既読がつかないのにちょっと気持ち悪さを感じ始めた矢先。
大みそかの20時過ぎ、あとは紅白歌合戦かガキ使でも見てればあっという間にカウントダウン、そんなタイミングだったそうだ。
つい一週間ほど前、友人たちとのお見舞い動画に、
「ありがとう、ありがとう、心強いわ」「回復には向かってる」
そんな返信をくれた彼が、今はもういない。
「今日が最後の日だと思って過ごそう」とそんなことをよく言う。
その言葉の意味を今一度かみしめよう。
今日と同じ風が明日も吹くとは限らない。
今この瞬間吹いている風をしっかりと捕まえて少しでも前に進もう。
「あと、ひと呼吸」
ありがたい、今は簡単に手に入る。
そして、幸いにも明日を迎えることができればそのことに感謝しよう。
合掌


