サザエさん、ドラえもん、ちびまる子ちゃん、
時代を超えて人気を誇る国民的な物語。
タラちゃんは永遠に3歳で、のび太は4年生(諸説あり)、まる子もいつまでもランドセルを背負ったままだ。
季節は変わっているように見えても延々と繰り返される日常。
修行もしないしレベルアップもしない。
必殺技も編み出さないし新たなステージにも漕ぎ出さない。
成長物語、とは対極の世界だ(劇場版では不意にのび太の成長が描かれたりもするけれど・・)。
少年ジャンプで育った世代には少し物足りなさも感じるこれらの物語に共通する魅力はなんだろう。
それはおそらく日常に潜む小さな出来事が引き起こす人間関係のちょっとした機微に覚える「あるある感」ではないだろうか。
停滞しているように見える日常の中でも、実は様々に小さな変化は起こっている。
そんな小さな変化に目を凝らして、耳を澄まして、心を静かに観測してみることで得られる発見の喜び、面白み。
そんな姿勢がセレンディピティを引き寄せる。
成長の刺激はなくとも、これも立派な幸せのカタチ。
激辛料理ばかりでは舌がマヒしてしまうように、刺激から得られる幸福感の賞味期限は短い。
時には薄味の京料理に素材のうまみを見出すような、そんな生き方も悪くない。
もちろん、生き方なんて一つに絞る必要もない。
行ったり来たりで構わない。
ファイナンシャルプランニングの目的は心地よい生き方をサポートし実現していくこと。
自分の心地よさが目の前の誰かと同じとは限らない。
四次元ポケットに入れておきたいのは十人十色に展開する心地よい生き方のバリエーション。


