どの港へ向かうかを知らぬものにとっては、いかなる風も順風たりえない
―ルキウス・アンナエウス・セネカ(ローマ帝国の政治家、哲学者、詩人)

えーっと、優秀な航海士はどんな風だって味方につけるんじゃなかったっけ?
そうだったね。
だけどそれは目的地(ゴール)があってのこと。
目的地がない航海、それはただの漂流だ。
目的地があるからこそ方向が定まり、そこに至るまでの距離を知ることができる。
そして必要となる準備も可能となる。
そうして初めて3つの航海術
「気象を読む技術」
「船を操る技術」
「現在地を知る技術」
が生かされるんだ。

なるほどー
航海成功の5ステップ
航海を成功させるためには5つのステップが必要だ。
| 1 | 航海の目的地を決める(目的の決定) |
| 2 | 現在地を正確に把握し目的地との距離を測る(現状の把握) |
| 3 | 予期せぬ事態のシミュレーション行う(課題の抽出) |
| 4 | 具体的な航海プランを作成し必要な準備を整える(対策の実行) |
| 5 | 出航後も上記ステップを繰り返す(定期的なプランの見直し) |
このとき目的地(ゴール)がはっきりするほど、現在地とのギャップが正確に見える。

目的と現状とをしっかり測ってそのギャップを埋めていく。
これは航海に限らず、世の中のありとあらゆる問題解決に共通の手法だからしっかり覚えておくといい。
人間にはついつい合理的ではない行動をとってしまうクセがある。
よく知られているのは「自信過剰」や「後悔」だ。
例えば株式投資で小さな勝ちが続くと自信過剰になって根拠なく取引を増やしてしまう。その結果大きな損をしてみたり、小さな失敗を悔やむばかりに取引をやめてしまってチャンスを逃したり・・・。
こんな時、ゴールを設定している人は目先にとらわれず、長期的な目線で冷静な判断ができる。
だから人生航路においても、まずは最初のステップとして目的地(ライフプラン)を定めることが重要だ。

ライフプランといってもなんだか難しそう・・
普段から意識していないと難しく感じるかもしれない。
もちろん、「ノーベル賞を獲りたい」とか「世界平和に貢献したい」とか「歴史に名を残したい」なんていう生涯の目的もライフプランだけど、なにもそんなに大袈裟に考える必要はない。
例えば「大きな家に住みたい」とか「旅行三昧の生活をしたい」とか「趣味を活かしたお店を持ちたい」とか「田舎で穏やかな老後を過ごしたい」なんてのも立派なライフプラン。
「こうなったら気持ちがいいなあ」というものを見つけるといい。
コツは
- できるだけ具体的にイメージしやすいこと
- うれしい・楽しい・大好きというポジティブな気持ちになれること
だ。
ほかの船がどこを目指しているかは関係ないし、ここだけはどんなに優秀な航海士にも任せられない。
船長である君の中にしか答えはない。

ぼくは勇者になって世界を救うよ
そ、そうなのね・・・
じゃあ、しっかりと装備を整えてレベル上げだ。
